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サイボーグ・ペーパードライバー

「危険なメソッド」を観ました。精神分析の礎を築いたユングとフロイト、そしてユングの患者であるザビーナという女性をめぐる、史実に基づいた映画でした。史実ではありますが、いちおうクリストファー・ハンプトンの「つぐない」という戯曲を原作にしているようです。物語はユング視点なので、どちらかというとフロイトよりユング贔屓なところはあります。ユングとフロイトの友情の行方や精神分析学の興りを描きながら、愛を中心に置いたドラマティックな内容で、恋愛映画としても十分おもしろかったです。

それにしてもマイケル・ファスペンダーの演じるユングが格好良くて驚きました。清潔で真面目そうな容姿なのに、どことなくダンディな色気があって、なにより髭とメガネが素晴らしい。
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ディスコに行きたいの

話題の映画、「へルタースケルター」を観ました。けっこう楽しみにしていて、公開日の2日後くらいには映画館へ赴いたほどです。夢みたいな世界の、夢みたいなストーリーでした。私も綺麗になりたいなあ。そうなったら、人生はその美しさをどれくらい私に見せてくれるんだろう。どれくらい大きな幸せを感じて生きていけるんだろう。それこそ夢みたいな話ですが。あはは。

私は私のことが大嫌いです。

ストレイト ドキドキする

「ベニスに死す」のニュープリント版を映画館で観てまいりました。四ヶ月ほど前の話です。最初から最後までスクリーンに流れる、死の匂いを纏った叙情的な空気が不安を与えるのに、どこか心地よい映画でした。ストーリーはゆったりとしつつも意外とドラマティックです。そして注目すべきは言うまでもなく、若いタジオのうつくしさ! 私も追いかけたい。そのほかには貴族の絢爛たる装いが気に入りました。あのように華やかな装飾のほどこされた、大きな大きな帽子を頭に乗せて、私もベニスの夏を過ごしたいものです。

蝉どもが鳴き喚くその瞬間の静けさたるや 母になる君

ゆるさなくっちゃ

レンタルDVDにて「大日本人」を観ました。恋人が、少しだけ観たけど面白かったよと言うので二人で最初から観たのです。

全編を通して、姿の見えないインタビュアー(兼カメラマンだろうか)が"大佐藤"という人物やその関係者に質問を投げかける形をとっています。またそれに付随するように、ちょっと引いた位置からカメラでうつす登場人物の行動や人物同士のやりとり、そして戦闘のシーンがあります。物語の全体に"大佐藤(大日本人)"を巡るもの悲しい雰囲気がありますが、松本人志監督の作品だけあって笑えないわけがなく、もの悲しさや真剣さが生み出すクスっとした笑いをベースに、直球で笑わせようとしてくるところもあって楽しめる映画になってます。最後の方はとくに直球的な笑いが多いように感じました。

もっと軽い文章を書きたいと思いはすれど、性格のせいか、きっちりしていないと自分の気が済まないのでこんなことになっています。DVDの感想なんか最早、うるさいくらいレビューになっていて自分で読んでも腹が立ちそうです。○○という映画をDVDで観ました、面白かったです、という程度にすればいいのにっていつも思います。はあ。

炭酸の効いたコーラルの唇

スタジオジブリの新作映画である「コクリコ坂から」を観ました。私は"青春"が大きなテーマかなと考えましたが、どうなのでしょうか。子供が観て面白い・楽しいというより、大人が自らの青春時代を懐古してじんわりと良い気持ちになる映画のような気がします。私自身もそう思い、そして羨ましくなりました。ぼんやりと綺麗なもの。思い出はいつもうつくしい。はあ。ここのところずっと不安定な情緒に踊らされています。幸せであるのに悩み事は尽きません。あ、本題である映画は面白かったので、機会があればもう一度映画館に行こうと思います。眼鏡の生徒会長がすてきでした。わかりやすい趣味……。

まだ誰も足を踏み入れたことのないこの身体は毒を欲してる