この生殺し!
太田静子の「斜陽日記」を読み終えました。結局あのあとすぐに、古書店からインターネット経由で新古品を安く購入することができ、素早く続きを読むことが叶いました。因みに、小学館から1998年に刊行された文庫版の斜陽日記です。太宰治と太田静子の娘で作家の太田治子が、この斜陽日記と父母について書いた「母の糸巻」という短いエッセイが載っていて、私はそれも一緒に読みたかったので電子書籍などではなく文庫本として手に入れたかったという経緯もあります。
作者である「静子」と「お母さま」の生活。作者の一人称が自身の名前「静子」であるためか、文章に少女の日記を読んでいるような瑞々しさが感じられ、それが心地よいので読み終わるまでが早かったです。実際は小森陽一の解説にもあるとおり、「それぞれ60歳と30歳を越えている女性」なのですが。あ、この解説も興味深い内容でした。作品や作者である太田静子の背景が分かりやすく、また作品自体を真摯に分解してくれていて、読み応えがある解説です。
近いうちに太宰治の「斜陽」を読みたく思います。
作者である「静子」と「お母さま」の生活。作者の一人称が自身の名前「静子」であるためか、文章に少女の日記を読んでいるような瑞々しさが感じられ、それが心地よいので読み終わるまでが早かったです。実際は小森陽一の解説にもあるとおり、「それぞれ60歳と30歳を越えている女性」なのですが。あ、この解説も興味深い内容でした。作品や作者である太田静子の背景が分かりやすく、また作品自体を真摯に分解してくれていて、読み応えがある解説です。
近いうちに太宰治の「斜陽」を読みたく思います。
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