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営んでいろ

伊藤計劃の「虐殺器官」を読み始めました。文庫版のほう。軍事や科学や文学について造詣の深い気難しいストーリーであるけれど、語り口が自然だからかすんなりと読めてしまいます。著者の知識の幅が広大で、私の理解・想像の範疇を超えることが次々に起こる小説です。あふれるような知識。尊敬してやみません。私はこのジャンルの類を読んでこなかった。軍事的な物語や科学的な物語には興味がわかない。しかし初めて読んだのがこれでよかった。なにかに特出している人がうらやましいです。
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