銀河を漂う わたしの家
筒井康隆の「おれに関する噂」を読みました。短編集です。筒井氏の作品を意識して読んだのはこれが初めてのように思います。軽く読めるので、仕事の休憩時間における気分転換として重宝しました。時間も集中力もない私にはこうやって読書量を増やすのが合っていると感じるのですが、なかなかそうはいかないのです。とは言え、最近は休憩時間に英語の勉強をしています。ひとつしかない身体なので、今は勉強に徹するべきですね。
PR
わたしの心100グラム
とうとう5月になり、ここにきて急に気温がぐっと上がりました。ほんの2週間くらい前は街を歩くとそこここに、ダウンジャケットを着た人やマフラーを巻いた人が相当いたものです。終わらないように思えた冬もいつか終わり、かならず春が来るのですね。私も今月、ついに手袋や耳当てに別れを告げることができました。今は、やっと春服を着られると一人で浮かれております。ああうれしや。
君の心の価値は薄い
県立美術館にて開催中の「横尾忠則 ポスター展」へ行って参りました。3月にこちらは市立美術館で「及川正通 原画展」を鑑賞してきたのですが(これは展示を終了しています)、同年代の作家でしかもどこか共通項のあるお二人の作品を立て続けに見ることができたのは幸運のようです。寺山修司が主宰の天井桟敷のポスターデザインを担当するあたりまでは同様の道を歩まれたお二人も、その後はまるで陰と陽というほど対極的な活動に入っていくところがまた面白い。私は平面的なデザイン物とくにポスターが好きなので、この二つの展示は大変に興味深く拝見できました。
あなた以上はないでしょう
映画館にて、ミヒャエル・ハネケ監督の「愛、アムール」を観ました。重いテーマを扱いながらも叙情的な恋愛映画のようで、またそこここでフランス語がその言語独特の美しさを放っていました。フランス語をこんなに美しいと感じたのは初めてです。全編を通して不安と悲しみに覆われていますが、決して“泣ける映画”に収まらないところがパルム・ドール受賞に現れているように思います。愛する人が脳裏をよぎる、そんな映画でした。おすすめです。
臨界点突破してるんだ
ついに勉強に本腰を入れました。本腰といってもまだ穏やかで生ぬるいので、短い時間で追いつけるようにしなければと焦っております。分野はいろいろですが、成果が出ることを信じて邁進してゆくのみ。それもこれも、すべては夢の実現と生活の安定のためです。生産的なことに身を預けるのは久しぶりで、これを自分自身では大変よろこばしく思っています。