素敵な貴方をたたえます
いまは笙野頼子の「幽界森娘異聞」や「笙野頼子三冠小説集」などを文庫にて読んでおりますが、とても頭に入ってこずヘンな具合に苦労しており、そろそろ投げ出そうかというところです。「幽界~」においては雑誌で連載していたエッセイと推測でき(未確認)、‘笙野流’の変わった文体もなんとか実体を伴って読めます。むしろ読み進めている間にずいぶん慣れて、ときたま真意をくみとれない箇所もありながらも、かるい気持ちでもって流し読みしております。しかし「~三冠小説集」は一作目に位置する「タイムスリップ・コンビナート」(芥川賞受賞作)からすでに、きびしい。あまり無理はしないことにします。
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警官ごっこ
更新しました。毎月恒例となりつつある、twitterでつぶやいた単発の短歌をまとめたものです。先月ぶんのみですがタイトルは「2013.10-12」。単発で詠んだ短歌は、疾走感とも言える焦燥が見え隠れしていて、自分なりに気に入っております。どんどんつぶやいていきたいですね。
今月のなかばまでには新しい作品もできあがりそうです。
あいしあったり
試験勉強が一段落ついたので、のんびりと過ごしております。これからも試験はあるのだけれど小休止です。毎日を生きるのに精一杯で、ときにわずかな好機を見逃してしまうけれどそれでも前に進めているように感じます。この性格は簡単に変えられないから、受け入れてうまく付き合ってゆくしかない。すぐに他人と比べてしまうのはよくない。私は私のペースで進めばいいのです。自戒として。
あなたの信号
twitterでもつぶやきましたが、「新そばまつり」なるものへ行ってきました。‘まつり’と言えども、収穫祭のような趣きではなく町おこしのようなイベントです。あいにくの雨模様で肌寒さもありましたが、楽しんできました。お蕎麦に限らず、食べ物がおいしい季節です。実家からもらってきた新米もおいしくて、家族に感謝しながら食しています。深まりゆくこの寒さは憎けれども、秋はほんとうに良い季節です。
ブクログで利用している自分の本棚へリンクを繋ぎました。aboutにあります。おもしろい本棚ではないかもしれませんが、よければご覧ください。
想い出だけなぞる小指
伊藤計劃の「メタルギア ソリッド ガンズ オブ ザ パトリオット」を読み終えました。角川文庫。同名のPS3用ゲームソフトのノベライズです。このタイトル自体は未プレイですが、前作などは数年前に弟がプレイしているのを見ていたことがあり、登場キャラクターやストーリーはなんとなく知っていました。もちろん、解説などにあるように本ノベライズは、ゲーム自体を知らない人でも楽しめる配慮がなされており、私も表面しか知らなかったわりにストーリーにのめり込むことができました。
素直なノベライズであるため、ストーリーが基盤としているのも戦争地域を舞台に傭兵としてミッションをこなすというアクションゲームです。このゲームの大ファンだという作者らしい視点や、「虐殺器官」および「ハーモニー」でも遺憾なく発揮された膨大な軍事的知識がこの物語にも深い現実味をもたらしており、単なるノベライズに止まらせません。作者がこのゲームの大ファンであれば、私もこの作者の大ファンであるため、完全なる贔屓目かもしれませんがやっぱり面白かったです。これからゲームをプレイします。とはいえアクションゲームは下手なので不安です……。
およそ3年ぶりにブクログ(web本棚サービス)の利用を始めました。アカウント自体は残していたので、本の登録を再開したという感じです。ずいぶん前に読了した本も登録して短いレビューも書こうと思っております。リンクは数日中に繋ぎます。